スマートフォンが完全に市民権を得た現在ですが、今となっては黒電話を体験したことがない人もかなり増えてきたのではないでしょうか?
5Gという通信規格もスタートしすでに6Gも実現に向けて動いています。
それと同時に急激に増えた回線に対応できず通信トラブルなども起きることが多くなってきました。
そもそも、通信回線が混み合うってどういうことでしょう?
というか電話が混むってどいうことでしょう?そもそも電話ってどうやってつながってるの?
ということで、今回は電話の仕組みを知りたいっていうマニアックな人に向けて簡単に解き明かしていきましょう。
電話はどうして離れた人と話ができるの?電話機の仕組みを説明
まずは、発明者から。
「そこから?」という声が聞こえてきそうですがゆっくり行きましょう。
1876年3月10日に、電話機が発明されました。発明したのは当時29歳だったアレキサンダー・グレハム・ベルという人です。(リンリンの電話のベルの元の人です)
電話機の仕組みを説明するためには、まず「音」というものが、どういうものなのかを説明しなければなりません。
音は空気の振動として伝わります。
音が振動であるということは、糸電話からもわかりますね。
糸電話の場合は、まず紙コップに向けてしゃべった声が、空気を伝わり紙コップの底を振動させます。
その振動が糸を伝わり、相手の紙コップの底を振動させてその振動が空気を伝わり相手に声が伝わります。電話はこの音の性質を利用してできています。
電話機だと、自分の声を送る送話機と相手の声を聞く受話器からできています。
糸電話との違いは、振動を伝えるために電気を使うということです。
送話器に向かって話をすると、送話器の中にある振動板が振動します。
そうすると進藤板の後ろにある炭素の粉は強く押されたり弱く押されたりします。
この炭素の粉には電流が流してあり、強く押すほど大きな電流が流れます。
そのため、振動板の震えが電流の大小に変わり、電線の中を伝わっていきます。
糸電話では糸に振動を伝えましたが、電話ではこの振動を電気の振動に変えて、糸の代わりに電話線を伝わって相手に届きます。
相手の受話器に届いた電気の振動は、受話器で再び空気の振動と変わり、相手に声が届くわけです。電話線の中を電気信号が流れていく電気の波ということです。
そして、電気信号にはとても重要な長所がいくつかあります。
まず一つ目が、とても速い速度で伝わるということ。
そして二つ目は、電話線が引かれている限り、どこまででも伝わるということです。
まとめと一言
では最後に電話機で声が伝わる仕組みのまとめです。
人の口から発せられた声、すなわち空気の振動が受話器に入り、受話器内で振動から変換された電気信号が電線を伝わり、その電気信号が受話器に届き、受話器内で電気信号から変換された空気の振動、つまり声が相手の耳に届く、つまり聞こえるということになります。
メチャクチャざっくりですがこれが電話で話せる仕組みになります。
「え、じゃあ携帯電話はどうなの?」ってなりますよね。
だって線つながってないし、沖縄から北海道まで一瞬でつながるし。
と言う訳で次回は携帯電話の仕組みについてザックリお話ししていきたいと思います。
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