実家などにある神棚。
親に相談されていざ処分しなければいけないとなった時
どうしたらいいか困りますよね?
「燃えるゴミじゃ・・・だめだよね!?」
「お守りと同じ?どんと焼き?え、年に一回なの?」
「神社に捨てるところあるの?」
「いつも行ってる神社なんかないけど捨てられるの?」
「お金かかるの?神具は?」
いろいろ疑問がありますよね。
私も最初は困りました。でも大丈夫!
今回は神棚の処分方法をお伝えします。
そもそも神棚って替えたりするもの?
そもそも、神棚っていつ替えるんでしょう。
そして、替える必要はあるんでしょうか?
私の場合、建築という仕事柄、
リフォームやそれに関わる引っ越しの時にご相談いただくことが多いですね。
リフォームや引越しをするタイミングで神棚をなくしてしまおうとか。
汚れているからキレイにしたいという要望を頂くことが多いです。
神棚は神様を祭る棚であり建物なので、
常にきれいにしておく必要があると考えられています。
例えば神棚が長年の歳月で汚れてきてしまったら新しくした方がいいですし、
リフォームにあわせて新調されるのもいいと思います。
また、引っ越しなどで場所がなくなったりご高齢できれいな状態が保てないなどの理由で
お札だけにされる方も多くいらっしゃいます。
特に決まりはないので皆さんのライフスタイルに合わせて自由に決めることができます。
そう!そもそも神道って結構自由なんですよね。
まずは神棚ってなに?超基本だけ知っておこう!
神棚とは神社から頂いたお札(神様)やご先祖様の霊を祀る棚のことです。
- 一般にお伊勢様(天照大御神)のお札。
- 氏神様(家の近くの神社)のお札。
- 崇敬する神社(よく行くまたは好きな神社)のお札。
3つを飾ります。
神棚に使われているものは、
棚の上に社のような宮形(木で作られたお宮さん)
神具(神鏡、榊立、水玉、皿など)、しめ縄になります。
神棚については、もっとお伝えしたいことがあるのですが
長くなるのでそれはまたの機会に。
基本的な処分方法とそのパターン
初めに神棚の処分に共通の決まりややり方はないということを知ることが大切です。
なので、地域や神社によっていろいろな対応がある事を理解しておいてください。
それでは、処分の方法としては3つをお話しさせていただきます。
神社にもっていって祈祷してもらう
神棚の処分には祈祷が必要だというお考えの神社の場合は、
神棚を処分するにあたり祈祷をおねがいします。
神棚、宮形、神具などをきれいに掃除し布にくるんで神社に持ち込みます。
そのような神社では、祈祷受付のような場所が設けられています。
ない場合は社務所などを訪ねれば大丈夫です。事前にその旨を連絡しておくとスムーズです。
各道具をお清めして神社でお焚き上げしてもらう
神棚の処分に祈祷が必要ないというお考えの神社の場合は
神棚、宮形などをきれいにした上で
お札とあわせて神社に持ち込むとお焚き上げしてくれます。
このパターンでは神具は受け取ってくれないことが多いと思います。(自分調べ)
自宅でキレイに洗って塩でお清めしたら瀬戸物としてごみに出して大丈夫です。
専門業者に頼む
専門業者に頼むときは、費用を払えば上記の手続きを代行してくれます。
ただ、ネットなどを見ると祈祷料として高い金額を請求して
ポイしてしまうところもあるようなので
しっかり業者選びをするか、できるだけ自分で処理したいですね。
費用について
神社で祈祷をする場合は、5,000円~が多いようです。
明確に書いてあることは少ないと思うので
5,000円以上で気持ちを包めばいいと思います。
まぁ 気持ちって何?とも思う方もいらっしゃると思いますが
高いとか安いとかないんで相場くらいで大丈夫です。
祈祷が必要ないという神社の場合は、基本的に無料のところが多いです。
私の地域の神社3件にお聞きしたところ、
みなさん祈祷はせずにお焚き上げをするという対応でした。
なので神具は自分で処分しなければなりませんが、無料で対応してくださるとのこと。
まとめ
いかがでしたでしょうか。これで神棚を処分できますね。
初めの方に書きましたが
決まった方法はないのでお住いの近くの神社に連絡して聞いてみるのが一番良いです。
神社によって考え方や対応は千差万別。
いろいろ考えるより聞いたほうが早いですね。
それから、あくまで神様を祀っていたものを処分する
という感謝の気持ちを大切にしてほしいです。
そのままゴミに出してしまうようなことは避けたいですね。
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