つい先日、仕事中に家から電話が・・・
妻「家のフェンスが倒れてるんだけど知ってる?」
私「えー知らない。朝出たときはなってなかったと思うよ。」
送られてきた写真を見てみると、
見事にフェンスの柱の根元からポキッと倒れていました。
帰ってよく見ると柱の下の方にガリっと傷が。
おそらく車に当て逃げされたってとこですかね。
妻「えーこんなの直すのお金かかるんじゃない?」
私「大丈夫、保険で治るよ。きっと」
こんな時に役に立つのがみんな入っている火災保険です。
今日はまだまだ知らない人も多い火災保険の使い方のレクチャーです。
火災だけじゃない!いざという時 助けになる火災保険
みなさんの中には、火災保険は字の通り火災との気に使う保険
だと思っている方も多いのではないでしょうか?
そう思ったあなたは、すぐに家の火災保険の保険証券を見直してください!
火災保険は火災の時も使える「家に損害があった時」に使える保険なんです。
例えばその損害が、
台風でも
強風でも
大雪だったとしても
家に損害があれば保険を使って復旧することができます。
もちろん車に当て逃げされた時も使えます。(契約条件による)
言わば「家災保険」といった方があっているかもしれません。
このことを知らない方も少ないないです。
リフォームの仕事で話を聞いていると
台風でカーポートの屋根が飛ばされてしまったのを実費で直してしまった
なんて方も1人や2人じゃないんです。
保険の中身
そんなことにならないように保険の中身を見直しておくことが大切です。
火災保険で一番多いパターンは家を購入した時に
一緒に言われるがままに用意された保険にはいってしまうというパターンですね。
家の購入時は他にも決めなければならないことが多いので
ついつい火災保険の細かい内容までは把握していないということになりがちです。
すぐに保険内容を確認して自分がどんな保険に入っているかを把握しておきましょう。
火災保険は基本の「火災、落雷」に対しての保険と、
「風災、雪災」、「水災」、「盗難水濡れ」、「破損・汚損」などの
付帯保険から成り立っています。
今回私が使ったのは火災保険の中の「盗難・水濡れ等危険保正特約」という保険です。
「え・・・なんで盗難水濡れで当て逃げ事故の修理ができるの?」って思いました?
ちょっと不思議ですよね。実はこの保険の補償内容には
「建物外部からの物体の落下飛来衝突等で生じた損害」というものがあるんです。
これは、私が入っている保険が特別なのではなく
ほとんどの方が入られている火災保険についている特約です。
今回は家の外部から車が衝突してきたという事故が
保険に補償内容に入っていたということになります。
本来はぶつかって来た車の自動車保険を使うのですが、
逃げられてしまったので家にかけていた火災保険を使って直すことになりました。
このように火災保険にはいろいろな損害を補償してくれるオプションがついています。
プロが経験した良く使われる火災保険の火災以外の補償 3選
ここ数年断トツで多いのは台風による損害ですね。
皆さんも記憶に残っていると思いますが毎年来る台風が年々ひどくなっていますよね。
「観測史上最強」とか「50年に1度の」とかいう表現を毎年聞いている気がします。
この強風によって屋根が飛ばされたり雨樋が破損したりした損害を
火災保険で復旧する工事で台風後は混み合います。
次に多いのは大雪による損害です。
大雪による雨樋の破損やカーポートの屋根の破損も多いです。
最近は関東でも3~4年に一度ドカ雪が降りますよね。
南関東の家は雪に強くないのでちょっと多く降るとなんかしらの損害が出てしまいます。
マンションなどで多いのが上の階の他人が占有する部屋で生じた水漏れにより
自分の家が水浸しになってしまった被害。
これは、自分が水漏れを起こしてしまった場合でも保険が適用できます。
水漏れは場合によっては大事故になり引っ越しなどが必要になるケースもありますが、
その引っ越し代も保険適用される場合もあります。
いざという時の火災保険の使い方
もし家の損害に気づいたらこんな流れで対応しよう!
- 損害があった場所の写真を撮る(4~5枚を推奨)
- 保険証券を準備する(見当たらない場合は保険会社に再発行してもらえる)
- 保険会社に連絡「家に○○で損害があったんですが補償を受けられますか?」と聞く。
- 必要であれば業者に復旧の見積もりを取る
- 必要書類と写真と見積書を提出(ほとんどが郵送)する
5の必要書類は保険会社から郵送で送られてくるので
見本にそって記入しましょう。
こんな感じの流れで進んでいきます。
何かあったら保険に該当するか電話で聞くこれ大事。
分からないことは保険会社窓口に聞けば親切に教えてくれるので
遠慮なく質問しよう。
まとめと感想
今回のお話がピンとこなかった方はいい機会です。
保険証券を読み直して無駄な出費がないように普段から準備しておきましょう。
火災保険は申告しないと一円ももらえません。
しっかり把握していざという時に焦らないようにしたいものですね。
ちなみに一般的には自然災害は3年さかのぼって申請することができますので、
気になることがあれば保険会社に連絡してみるといいかもしれません。
今回は他の補償内容にまで手が回りませんでしたが
機会があれば火災保険をもっと徹底解剖してみたいと思います。
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